2.1 メインウィンドウ


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メインウィンドウとはメインウィンドウの呼び出し方ツールバーについてメニューについて


(a) メインウィンドウとは

 メインウィンドウは、次の形 (顔) をしています。




 メインウィンドウは、Visual Basic による開発作業を行うときに必ず登場させるべきものです。このウィンドウは、召使たちの頭領格で主に指図をする役割を担っています。実際に何を行う場合も、メインウィンドウから必要なウィンドウ (召使) を呼び出すことができます。ですから、メインウィンドウは、仕事の取っ掛かりを付けるためにまず初めに呼び出すべき召使だといえます。


(b) メインウィンドウの呼び出し方

 メインウィンドウは、ディスプレイ画面上に一つだけしか登場させない (一つだけ登場させる) という習慣を付けるのがよいでしょう。特殊なケースでは、例えばクライアントアプリケーションとサーバアプリケーションを同時にデバッグするようなときには、二つ登場させることが必要になるかもしれません。しかし、これはあくまでも例外的なケースであって、通常は一つだけしか登場させないようにすることをお勧めいたします。


 メインウィンドウを登場させるには、スタートボタンをクリックして、[スタート]メニューの中のプログラム(P) 欄を右にたどっていって、Visual Basic 6.0 のメニュー項目を見つけ出して、それをクリックしてください。


 MANDALA と Visual Basic を併用する開発作業においては、スタートボタンをクリックして、[スタート]メニューの中のプログラム(P) 欄を右にたどっていって、Mandala というメニュー項目を見つけ出して、それをクリックしてください。


 Visual Basic または MANDALA を使用している最中は、このメインウィンドウをディスプレイ画面上に留めておくことが必要です。

 使用をしばらく中断するときには、最小化するとよいでしょう。最小化するには、メインウィンドウの右上端の下線印最小化ボタンをクリックしてください。

 Visual Basic および MANDALA の使用を終えるときには、メインウィンドウの右上端のX印閉じるボタンをクリック、または左上端のアイコンをダブルクリックして、このメインウィンドウを消してください。あるいは、メインウィンドウのファイル(F) というメニュータイトルを開いて、その中の Microsoft Visual Basic の終了(X) というメニュー項目をクリックすることによって消すこともできます。


(c) ツールバーについて

 メインウィンドウには、ツールバーを表示することもできますし、次の形 (顔) のように表示しないこともできます。ツールバーが表示されている最初の顔写真と少しばかり感じが違うかもしれませんが、同一人物です。




 ツールバーを表示するかどうかを変更するには、メインウィンドウの表示(V) というメニュータイトルを開いて、その中のツールバー(T) というメニュー項目にマウスカーソルを移動させて第三階層のメニュー項目を出現させて、その中の標準というメニュー項目をクリックすることによって、標準ツールバーを表示したり消したり、サイクリックに変えることができます。ここで、実際に操作を行ってみてください。



 この操作だけでなく、それぞれのウィンドウの呼び出し方など、実際に操作しながら本書を読み進めることをお勧めいたします。





 ツールバーには、頻繁に行う操作を凝縮したボタンが上の図のように張り付いています。ツールバーを表示しておくと、そういう操作がボタン一つで行えるので、とても便利です。このツールバーは、あなたのお好みに合わせてカスタマイズすることもできます (「第4章 Visual Basic 6.0 のカスタマイズ」 を参照してください)。ただし、本書では標準ツールバーをご使用になるものとして、それぞれのボタンの使い方をご案内することにします。


(d) メニューについて

 ツールバーのボタンは簡便なのですが、ボタンの数が多くなるとスペースを食いますし、見つけ難くなります。数多くの機能に対応するためには、ボタンにも階層構造を設けるというような工夫が必要になってきます。

 この点メニューは、特別なことをしなくても階層構造になります。即ち、メニュータイトルが第一階層になっていて、第二階層以降にメニュー項目が連なる形態になっています。

 具体例として、メインウィンドウを見ると、13個のメニュータイトルがあります。即ち、ファイル(F)編集(E)表示(V)プロジェクト(P)書式(O)デバッグ(D)実行(R)、クエリー(U)、ダイアグラム(I)、ツール(T)、アドイン(A)、ウィンドウ(W)、ヘルプ(H) の13個です。このどれか一つをクリックすると、そのメニューが開かれて、第二階層のメニュー項目が縦に並んで出て来ます。そこで、メニュー項目の一つをクリックすることによって Visual Basic に指示を与えることになります。なお、メニュー項目の右端に小さな黒い右向きの三角印がある場合、そのメニュー項目にマウスカーソルを移動させると第三階層 (以降) のメニュー項目が現われますから、その一つを選択してクリックすることによって Visual Basic に指示を与えることになります。


 メニューを用いると、メニュータイトルを開いた上に、更にメニュー項目をクリックすることが必要ですから、少なくとも2回のクリック操作が必要になります (コマンドボタンと比較してください)。しかし、メニューは機能をグループに分けて、階層構造にするので、数多くの機能に対応することができます。また、一つ一つメニューを開いてその中を見ていくと、どんな機能があるのかその概略が分かる点も便利です。

 Visual Basic 6.0 のメニュー項目を例にして、ご納得いただくために「主要メニュー項目の索引」の中のメニューを開いた図を参照してください。

 ---本書では、Visual Basic 6.0 のメニューを索引の一つとして捉らえて、「主要メニュー項目の索引」という索引を設けてあります。そして、それぞれのメニュー項目が本書のどこに説明されているのか引き出せるようにしています。---

 メインウィンドウのメニューは、ツールバーと同様に、あなたのお好みに合わせてカスタマイズすることもできます。「第4章 Visual Basic 6.0 のカスタマイズ」 を参照してください。ただし、本書では標準メニューバーをご使用になるものとして、それぞれのメニュー項目の使い方をご案内することにします。



eee, SSS/Win, RRR は、ウッドランド株式会社から販売されている製品です。
MANDALA は、アプリテック株式会社の商標として登録の申請を済ませています。
Visual Basic, Windows, Windows NT, ActiveX は、米国マイクロソフト社の商標です。
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