第2章 Visual Basic 6.0 の主なウィンドウ

2.2 プロジェクトエクスプローラ


 この節 (2.2) の見出しの一覧

 プロジェクトエクスプローラとはプロジェクトエクスプローラの呼び出し方


(a) プロジェクトエクスプローラとは

 プロジェクトエクスプローラは、次の形 (顔) をしています。ずっと昔は、プロジェクトウィンドウという名前で呼んでいましたが、Windows 系 OS のエクスプローラやインターネットエクスプローラと並ぶ“プロジェクトエクスプローラ”という名前に変わっています。




 --- Visual Basic のプロジェクトとは“開発プロジェクト”というような意味ではありません。このプロジェクトという言葉の意味は“幾つかのモジュールから構成されたプログラム”に近いものだと考えてください。実際に、プロジェクトとは、幾つかのモジュールを集めた言わばモジュールの集合です。---

 プロジェクトエクスプローラは、プロジェクトの代表としてメンバの一覧表を管理する召使です。そして、メンバの一覧表は、この召使を通して見ることができるようになっています。実際に、プロジェクトエクスプローラには、そのタイトルの部分にプロジェクト名が記載されており、その下の三つのボタンの下にプロジェクトを構成するメンバの一覧表、即ちモジュール一覧表が記載されています。

 プロジェクトエクスプローラは、プロジェクトに対応して一つずつ存在するものだと思ってよいのですが、ディスプレイ画面上には、一つ (Visual Basic 一つに対して一つ) だけしか登場させることができません。詳しくいうと (後述する) カレントプロジェクトに対応するプロジェクトエクスプローラを一つだけ登場させることができます。


 MANDALA を用いた開発では、次の三つのモジュールを共通ライブラリモジュールとして、必ずプロジェクトに追加する (付け加える) ことになっています。

・ Ae_MsgL0.bas

・ Ae_Proc.bas

・ Ae_Rsmr.bas

 

 上に図示したプロジェクトエクスプローラの中に、モジュール一覧表がありますが、これら三つのモジュールが含まれていることを確認してください。なお、これらが含まれていない場合には、MANDALA による機械生成時に自動的に追加されるようになっています。


(b) プロジェクトエクスプローラの呼び出し方

 Visual Basic のメインウィンドウを登場させると、Form1 というフォームウィンドウと一緒にプロジェクトエクスプローラも登場します。

 プロジェクトエクスプローラを使わないときには、最小化することもできますし、ディスプレイ画面上から消すこともできます。最小化するには、プロジェクトエクスプローラの右上端の下線印最小化ボタンをクリックしてください。ディスプレイ画面上から消すには、プロジェクトエクスプローラの右上端のX印閉じるボタンをクリックしてください。ただし、プロジェクトエクスプローラは、メインウィンドウの次によく使う召使ですから、通常はディスプレイ画面上に留めておいた方がよいでしょう。




 ディスプレイ画面上から消されたプロジェクトエクスプローラを呼び出すには、上図のボタン、即ちメインウィンドウのツールバーの中のプロジェクトエクスプローラボタンをクリックしてください。または、メインウィンドウ表示(V) というメニュータイトルを開いて、その中のプロジェクトエクスプローラ(P) というメニュー項目をクリックしてください。

 因みに、このプロジェクトエクスプローラを呼び出す操作は、プロジェクトエクスプローラが既にディスプレイ画面上のどこかに登場している場合にも有効です。即ち、ディスプレイ画面上に数多くのウィンドウが重なっていて、どこにプロジェクトエクスプローラがあるのかを探すのが面倒なときには、この操作をすることでプロジェクトエクスプローラをディスプレイ画面の前面に浮き上がらせることができます。



eee, SSS/Win, RRR は、ウッドランド株式会社から販売されている製品です。
MANDALA は、アプリテック株式会社の商標として登録の申請を済ませています。
Visual Basic, Windows, Windows NT, ActiveX は、米国マイクロソフト社の商標です。
(ME00V652)




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