第3章 Visual Basic 6.0 による開発の成果物
3.2 基本モジュール
--- フォームモジュールとコードモジュール ---
この項 (3.2.2) の目次 (見出しの一覧)
基本モジュールに関する操作は、次の三つに分類することができます。
●基本モジュールが格納されるファイルに関する操作は、次の六つに細分化されます。これらは、プロジェクトファイルに関するファイル操作を細分化した六つに対応します。⇔ という記号の後に、対応するプロジェクトファイルに関する操作が示してあります。
メモ帳に関する操作においては、(メモ帳一つに対して) ファイルを一つだけしか開けない形になっています。これに比べて、基本モジュールが格納されているファイルに関する操作においては、一つの Visual Basic に指示を与えて次々と基本モジュールを開いていくことができるので、複数のファイルを開いた状態にできる点に違いがあります。
開かれた基本モジュールが複数あり得るので、基本モジュールというファイルに関する操作は、どれを対象にするのか指定する必要があります。
このために、対象基本モジュールのコードウィンドウ (フォームモジュールの場合はフォームウィンドウでも構いません) をクリックしてフォーカスをあててください。あるいは、モジュール一覧表の中の基本モジュール名 (即ちファイル名) をクリックして反転表示にしてください。こうすれば、操作の対象となる基本モジュールが決まりますから、後はメモ帳の操作と同じ要領で取り扱うことができます。
●モジュール一覧表に関する操作は、次の四つに細分化されます。
なお、すぐに気が付くことですが、次の四つのうちここでご説明が必要なのは、三番目の除名に関する操作だけです。これ以外の三つは、ファイルに関する操作の中にある三つの操作と重複していますから、そこで説明されています。
●基本モジュールの内容に関する操作は、次の三つに細分化されます。
以下には、基本モジュールに関する上記の 10個 (重複して数えると 13個) の操作の詳細説明が書いてあります。
以下の 10個の基本モジュールに関する操作の詳細説明のうち、最後の一つを除いた九つは、フォームモジュールにもコードモジュールにも通用します。しかし、最後の一つは、フォームモジュールにだけに通用します。