Visual Basic が表示するウィンドウの色使いなどのような嗜好に関係する仕様や Visual Basic の動作に関する細かな仕様の中で、一つに決め付けるよりも選べるようにしておいた方がよい仕様は、Visual Basic を利用するあなたのお好みに合わせてカスタマイズできるようになっています。いわば、Visual Basic を変身させて、召使たちをあなたの色に染めることが可能なのです。
カスタマイズするには、メインウィンドウのツール(T) というメニュータイトルを開いて、その中のオプション(O)... というメニュー項目 (前述の図参照) をクリックしてください。
この指示をすると、以下に示すオプションというダイアログボックスが登場します。その中の目指すタグを開いて変更してから
OK というボタンをクリックすることによってカスタマイズをすることができます。
eee MANDALA と Visual Basic を併用する開発においては、次の設定をすることが必須です。即ち、上の図のように変数の宣言を強制する(E) というチェックボックスをチェック印が付いた状態にして、変数宣言必須に設定してください。これは、変数のスペルミスを見つけやすいプログラムにするための指定であり、各モジュールの宣言セクションに Option Explicit というステートメントを自動的に付加する働きをします。このように設定しないと eee MANDALA をインストールすることができません。
また、上の図のようにグリッドの表示(G) というチェックボックスをチェック印が付いた状態にして、「グリッドの横間隔」 と 「グリッドの縦間隔」 を 60 に設定することをお勧めいたします。
Visual Basic の 16 ビット版と 32 ビット版では、それぞれのカスタマイズを独立に行うことができます。これに関係する注意事項ですが、一方のカスタマイズが済んでいても、もう一方のカスタマイズが済んだことにはなりません。
16 ビット版と 32 ビット版の両方の Visual Basic を用いることがあるのなら、両方をインストールした上で、それぞれのカスタマイズを行うことが必要です。この際に、書式というタグの中のコードの表示色(C) の設定をそれぞれの Visual Basic で異なるものにすることをお勧めいたします。こうすれば、どちらの Visual Basic を使っているのか一目で分かるようになります。
なお、いずれの Visual Basic についても、書式というタグの中のコードの表示色(C)
の設定によって、コメントの背景色を薄いグレイなどにすると、コメント以外の部分とコメントとの区別がつきやすくなります。