基本仕様 第 10 章 前の章 次の章

10. バッチ

MANDALA.net バッチというアイコンをクリックすることでバッチツールを起動することができます。

MANDALA.net バッチは、 機械生成や VS2008 による exe の作成を手操作により一々指示することなしに、一括して処理します。 共通ライブラリなどを変更した場合に、すでに作成済のアプリに対して MANDALA.net コード合成ツールによる再生成や VS2008 による exe の再作成が必要になることがありますが、 これを手操作で行うのは、生産的ではありません。 こんなときには、MANDALA.net バッチを活用してください。 また、レベルアップした MANDALA.net を使い始めるときにも、MANDALA.net コード合成ツールによる再生成が必要になります。 このときにも MANDALA.net バッチを活用して一括処理してください。

MANDALA.net バッチは、 指定されたバッチファイルの内容 (バッチコマンドの列) に従って、 次々と処理を進めます。バッチコマンドについては、 BatchAll.bfl というバッチファイルの中に実例がありますから、参考にしてください。

試しに、MANDALA.net バッチというアイコンをクリックして MANDALA.net バッチを起動してください。 すると、バッチファイルを指定するダイアログボックスが現れますから、 BatchAll.bfl というバッチファイルを指定してください。 MANDALA.net コード合成ツールによる機械生成、および VS2008 による exe や dll の作成が次々と進む様子を見ることができます。

バッチコマンドとしては、次の 14 種類のコマンドを用いることができます。

各バッチコマンドのパラメタの書き方は、次のとおりです。斜体文字の部分がパラメタですから、これを適当な指定に置き換えてください。なお、バッチコマンド BEEP および EXIT には、パラメタがありません。

BEEP

COMPRESS -r "圧縮対象ファイル名" "格納先フォルダ名"

COPY "複写元ファイル名" "複写先ファイル名"

DEL "削除対象ファイル名"

EXIT

MANDALA /MAKE "プロジェクトファイルの名前"

REM コメント

RENAME "改名対象ファイル名" "新ファイル名"

DEVENV /BUILD DEBUG "ソリューションファイルの名前"

DEVENV /BUILD RELEASE "ソリューションファイルの名前"

DEVENV /REBUILD DEBUG "ソリューションファイルの名前"

DEVENV /REBUILD RELEASE "ソリューションファイルの名前"

DEVENV /CLEAN DEBUG "ソリューションファイルの名前"

DEVENV /CLEAN RELEASE "ソリューションファイルの名前"

注意事項ですが、バッチファイルの名前としては、BatchAll.bfl のように拡張子を bfl にしてください。 それから、MANDALA.bfl というファイル名を指定することはできません。