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Incoherent プロパティ

機能および役割

この項目のローカル側の値とセントラル側の値を一致させる処理を行った後に、この項目の値が変更されたかどうかを示す。すなわち、変更されていれば、一致させるための処理が必要なことを意味する。

一般に、項目のローカル側の値とセントラル側の値を一致させる処理は、ローカル・セントラル間の通信が行われるたびになされる。

所属するクラス (ツーピーススタイルの場合にこのプロパティが宣言されているクラス)

AppliTech.WorkFrame.ItemBase (ローカル)

AppliTech.WorkFrame.ItemBase (セントラル)

このプロパティは、Coherent 制御のためのフラグであり、これそのものに関しては、ローカル・セントラル間で Coherent 制御がなされない。

値を参照・設定する際の書き方

iB.Incoherent

(ただし iB は、クラス ItemBase のインスタンス)

型および属性 (このプロパティの型と属性)

真偽値型 (Boolean, bool)

実行時に値の参照も設定もできる。ただし、偽 (False, false) に設定してはならない。なぜなら、偽 (False, false) に設定すると必要な Coherent 制御がなされなくなるために、この項目がローカル側とセントラル側で異なる値になってしまうからである。

取り得る値とその意味

真 (True, true) だと、ローカル側とセントラル側でこの項目の値などが一致していない可能性のあること (値を一致させる処理が必要であること) を示す。偽 (False, false) だと、ローカル側とセントラル側でこの項目の値などが一致していること (値を一致させる処理が不要であること) を示す。

例外の発生 (誤った参照の際に発生する例外)

(関係する例外の発生なし)

使用上のヒントと注意事項

関連事項

使用例

Friend Function IbIncoherent_GetEvent(ByVal fB As FormBase) As Boolean
    Dim fl_Incoherent As String = fB.getItemBaseFromPx(fB.Px).Incoherent.ToString()
    fB.MessageBoxShow("フォーカスされている項目の Incoherent は [" + fl_Incoherent + "] です。")
    Return FormBase.GETEVENT_Allow
End Function
internal bool IbIncoherent_GetEvent( FormBase fB ) {
    string fl_Incoherent = fB.getItemBaseFromPx(fB.Px).Incoherent.ToString();
    fB.MessageBoxShow("フォーカスされている項目の Incoherent は [" + fl_Incoherent + "] です。");
    return FormBase.GETEVENT_Allow;
}
public boolean IbIncoherent_GetEvent( FormBase fB ) {
    boolean fl_Incoherent = fB.getItemBaseFromPx(fB.Px).Incoherent;
    fB.MessageBoxShow("フォーカスされている項目の Incoherent は ["
            + fl_Incoherent + "] です。");
    return FormBase.GETEVENT_Allow;
}