MANDALA 入門 パラメタの設定

ライブラリの設定

最後は JBuilder に戻ってこのアプリケーションを実行するわけですが、 その前に一つやっておかなくてはならない事があります。
それは、JBuilder に MANDALA for Java のランタイム・ライブラリの場所 を登録する作業です。
JBuilder のメニューから「プロジェクト(P)」−「プロジェクトプロパティ(P)」 を選択して下さい。
表示される「プロジェクトプロパティ」ウィンドウの「パス」タブ内にある「必須ライブラリ」 タブをクリックします。そして「追加(A)」ボタンをクリックして下さい。
ライブラリ選択ウィンドウが表示されますので、「新規(N)」ボタンをクリックします。
更に「新規ライブラリウィザード」のウィンドウが現れます。 項目「名前(N)」に“MANDALA for Java”と入力し、「追加(A)」ボタンをクリックすると ディレクトリ選択ウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、ディレクトリの他に jar ファイルも選択できるようになっていますので、MANDALA for Java をインストールした ディレクトリにある“MANDALAjRunTime.jar”を選んで「OK」をクリックします。
あとはそれぞれのウィンドウで順次「OK」を押していけば、MANDALA for Java のランタイム・ライブラリが必須ライブラリとして登録されます。

アプリケーションの実行

さて、いよいよサンプルアプリケーションを実行してみます。
JBuilder のメニューから「実行(R)」−「プロジェクトの実行(N)」 を選択します。コンパイルが行われ、アプリケーション・ウィンドウが開かれれば 成功です。
もしうまく実行できない場合、これまでの手順を確認してすべて正しく作業されている ことを確認して下さい。
正常に実行できた場合、下図のようなウィンドウが表示されます。 ひょっとすると適切な大きさのウィンドウが表示されないかもしれません。 そのような時にはマウスでウィンドウの大きさを調整してみて下さい。

開始直後の状態では、学生番号の項目が入力できるようになっています。
ここで学生番号に “0”を入力してみましょう。メッセージ領域に赤色でエラーメッセージが 表示されれば期待通りの動作になっています。
さらに、同じく学生番号で 200 以上の数値を入力した場合も同様にエラーになるはずです。
操作しておわかりの通り、MANDALA for Java では入力エラーの場合項目の表示色が 変わり、フォーカスはその項目にとどまったままになります。
今度は学生番号に正しい数値(1〜199までの数)を入力してみましょう。
メッセージ領域はクリアされ、フォーカスは学生氏名に移動します。
その状態で学生氏名に適当な文字列を入力し、「登録」ボタンをクリックして下さい。 「データを登録しよいですか?」の問い合わせメッセージで「はい」を選択すると append フックメソッドが呼び出されますので、 JBuilder ウィンドウの下部メッセージエリア(実行時の出力が表示されるエリア)に “学生番号:1 氏名:山田太郎 を登録します。”などという表示が現れるはずです。
アプリケーションを終了させるには「終了」ボタンをクリックします。
ここまでが正常にできれば、サンプルアプリケーションのテストは無事に成功です。