アプリケーションのフォーム画面を設計します。
このステップではアプリケーションの仕様に従い、項目や制御コンポーネントを
フォーム上に配置していく作業がメインになります。
JBuilderを起動したら、まず現在開いているプロジェクトを閉じて下さい。
メニューで 「ファイル(F)」−「プロジェクトを閉じる(E)」を選択します。
このメニュー項目が使用不可になっている場合は既にすべてのプロジェクトが閉じられて
いますので、何もしなくて結構です。
次に新しいアプリケーションを作成します。メニューで「ファイル(F)」−「新規(N)」を
選択して下さい。「オブジェクトギャラリー」というダイアログボックスが現れますので、
「新規」タブの中にある「アプリケーション」をダブルクリックします。
すると「プロジェクトウィザード」というダイアログボックスに切り替わります。
「プロジェクトウィザード ステップ 1/3」では「プロジェクト名(P)」という項目に
“sampleproj”と(すべて半角小文字)入力して、「次へ」ボタンをクリックします。
「プロジェクトウィザード ステップ 2/3」では何も入力せず「終了」ボタンをクリックします。
すると今度は「アプリケーションウィザード」というダイアログボックスが表示されます。
「アプリケーションウィザード ステップ 1/2」では「クラス(C)」という項目に
“SampleApp”(すべて半角、大文字・小文字は区別して下さい)と入力します。
「次へ」ボタンをクリックすると「アプリケーションウィザード ステップ 2/2」になります
ので、ここで「クラス(C)」という項目に“Fr_Sample”(すべて半角、大文字・小文字は
区別して下さい)と入力して「終了」ボタンをクリックします。
これでアプリケーションの骨組みが作成できました。
次の作業はフォームに項目と制御コンポーネントを配置する事です。
JBuilderのウィンドウ下部にある「設計」タブをクリックすると Fr_Sample クラスの
フォーム設計ペインが表示されますので、その状態で作業を行います。
まず、contentPane の Layout を null にします。
設計ペインに表示されているフォーム有効範囲内をクリックすると、ウィンドウ右側の
オブジェクトインスペクタが contentPane の物に切り替わりますので、Layout 項目の
ドロップダウンリストから“null”という選択肢をクリックします。
これでこのウィンドウ上ではコンポーネントが自由な位置に配置できるようになります。
そしてこの状態で、下図のようにフォームを作成して下さい。
カッコ内は項目の名前です。色やフォントなどはご自由に設定して構いませんが、
入力項目となる JTextField だけは monospaced フォントにすることをお勧めします。
monospaced でないフォントを使用した場合、文字種によってはフィールド幅が足りなく
なり、表示に支障を来すことがあるからです。
JTextField の文字(textプロパティ)は、図のように設定しておく事により、
MANDALA for Java が項目の型や長さを推定してパラメタ指定画面の初期値として表示
します。