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Term (後処理) 項目フックメソッド

◇ 役割 (この項目フックメソッドに委託されている処理)

この画面に表示されている画面データの中のこの項目に関する後処理を行う。

◇ 配置 (ツーピーススタイルの場合にこの項目フックメソッドをどこに配置できるか)

ローカルピースかセントラルピースかのどちらか一方に配置する。または、どちらにも配置しない。

◇ 代表的な書き方 (詳しい構文はフックメソッドの書き方を参照)

VB での書き方:
　Friend Function Term(パラメタ宣言列) As 型名
　または
　Friend Function 項目略称_Term(パラメタ宣言列) As 型名

C# での書き方:
　internal 型名 Term(パラメタ宣言列)
　または
　internal 型名 項目略称_Term(パラメタ宣言列)

Java での書き方:
　型名 Term(パラメタ宣言列)
　または
　型名 項目略称_Term(パラメタ宣言列)

なお、フック名としては、Term の他に後処理を用いることができる。

◇ 呼び出される契機 (以下が切っ掛けとなりこのフックメソッドが呼び出される)

画面データの処理を終えるとき。画面フックメソッド Append または Update の後に呼び出される。画面フックメソッド Term よりも前に呼び出される。

◇ 戻り値の意味とデフォルト動作 (戻り値による ItemBase への伝言)

この項目に設定すべき値 (数値または文字列)。

◇ 代行メッセージ (処理の流れに応じて発せられるメッセージ; カスタマイズ可能)

(関係する代行メッセージなし)

◇ 使用上のヒントと注意事項

特定の項目固有の後処理は、画面フックメソッドではなく、この項目フックメソッド Term で行ってください。

複数の項目のそれぞれに項目フックメソッド Term が組み込まれている場合には、それらの呼出しの順序がどのようになってもよいように、プログラムを作成しておく必要がある。

◇ 関連事項

この項目フックメソッドの他に、画面フックメソッド Term もある。

この項目フックメソッドは、項目フックメソッド Init と対をなす。

項目に値を設定する役割を果たす項目フックメソッドには、この他に Derived, DerivedLC, Furigana, InitVal, InitValLC, SList がある。また、パラメタに ByRef 指定をした Check 系の項目フックメソッドによっても項目に値を設定することができる。

項目に値を設定する役割を果たす項目フックメソッドには、この他に Derived, DerivedLC, Furigana, InitVal, InitValLC, SList がある。

◇ 使用例

' 伝票の書出しの後に，受注コードをカウントアップする。
Friend Function 後処理(ByVal fB As FormBase, ByVal 受注コード As String, ByVal iB_受注コード As ItemBase) As String
    If fB.Mode = FormBase.MODE_Append Then
        受注コード原本 = 受注コード原本 + 1
    ElseIf fB.Mode = FormBase.MODE_Update Then
        fB.StatusOut("伝票を更新しました。(受注コード " + VB.Strings.Format(受注コード, iB_受注コード.FormatChr) + ")", _
            System.Drawing.Color.Blue)
    End If
    Return VB.Strings.Format(受注コード原本.ToString(), iB_受注コード.FormatChr)
End Function ' 後処理

// 伝票の書出しの後に，受注コードをカウントアップする。
internal string 後処理( FormBase fB, string 受注コード, ItemBase iB_受注コード ) {
    if (fB.Mode == FormBase.MODE_Append) {
        受注コード原本 = 受注コード原本 + 1;
    }
    else if (fB.Mode == FormBase.MODE_Update) {
        fB.StatusOut("伝票を更新しました。(受注コード " + Strings.Format(受注コード, iB_受注コード.FormatChr) + ")",
            System.Drawing.Color.Blue);
    }
    return Strings.Format(受注コード原本.ToString(), iB_受注コード.FormatChr);
} // 後処理

// 伝票の書出しの後に，受注コードをカウントアップする。
String 後処理( FormBase fB, String 受注コード, ItemBase iB_受注コード ) {
    if (fB.Mode == FormBase.MODE_Append) {
        受注コード原本 = 受注コード原本 + 1;
    } else if (fB.Mode == FormBase.MODE_Update) {
        fB.StatusOut("伝票を更新しました。(受注コード "
                + Strings.Format(受注コード, iB_受注コード.FormatChr) + ")",
                     ColorSpec.Blue);
    }
    return Strings.Format(String.valueOf(受注コード原本),
                          iB_受注コード.FormatChr);
} // 後処理