フック一覧 Open (項目フック) 前の項目フック 次の項目フック

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Open (開設) 項目フックメソッド

役割 (この項目フックメソッドに委託されている処理)

この項目にかかわるファイルまたはデータベースのオープンなどの開設処理を行う。

配置 (ツーピーススタイルの場合にこの項目フックメソッドをどこに配置できるか)

ローカルピースに配置するか、または配置しない。セントラルピースに配置することは禁止されている。

代表的な書き方 (詳しい構文はフックメソッドの書き方を参照)

VB での書き方:
 Friend Function Open(パラメタ宣言列) As Boolean
 または
 Friend Function 項目略称_Open(パラメタ宣言列) As Boolean

C# での書き方:
 internal bool Open(パラメタ宣言列)
 または
 internal bool 項目略称_Open(パラメタ宣言列)

Java での書き方:
 boolean Open(パラメタ宣言列)
 または
 boolean 項目略称_Open(パラメタ宣言列)

なお、フック名としては、Open の他に開設を用いることができる。

呼び出される契機 (以下が切っ掛けとなりこのフックメソッドが呼び出される)

画面を初めて表示した直後 (それぞれの項目ごとに 1 回だけ呼び出される)。 画面フックメソッド Open の直後に呼び出される。 画面フックメソッド OpenALcl および項目フックメソッド OpenALcl よりも前に呼び出される。

戻り値の意味とデフォルト動作 (戻り値による ItemBase への伝言)

(戻り値に意味なし)

デフォルト動作: なし。

定数 ItemBase.OPEN_Allow および ItemBase.OPEN_Deny は、意味がなくなった。

代行メッセージ (処理の流れに応じて発せられるメッセージ; カスタマイズ可能)

(関係する代行メッセージなし)

使用上のヒントと注意事項

特定の項目固有の開設処理は、画面フックメソッド OpenOpenALcl ではなく、この項目フックメソッド Open, または OpenALcl で行ってください。

セントラル側で行う開設処理は、この項目フックメソッドではなく、項目フックメソッド OpenALcl,または画面フックメソッド OpenALcl で行ってください。

複数の項目のそれぞれに項目フックメソッド Open が組み込まれている場合には、それらの呼出しの順序がどのようになってもよいように、プログラムを作成しておく必要がある。

関連事項

開設処理に関係するフックメソッドには、 画面フックメソッド Open,項目フックメソッド Open (本フックメソッド),画面フックメソッド OpenALcl,項目フックメソッド OpenALcl の四つがある。

この項目フックメソッドは、項目フックメソッド Close と対をなす。

初期設定の機能を果たす項目フックメソッドに BeginPrg があるが、この項目フックメソッドの方が後に呼び出される。

使用例

' 発注元コード項目に関するローカル側の初期設定処理 ・・・ を行う。
Friend Function 開設() As Boolean
    ' (ここにオープン時に行う処理を記述します。)
    Return ItemBase.OPEN_Allow
End Function ' 開設
// 発注元コード項目に関するローカル側の初期設定処理を行う。
internal bool 開設( ) {
    // (ここにオープン時に行う処理を記述します。)
    return ItemBase.OPEN_Allow;
} // 開設
// 発注元コード項目に関するローカル側の初期設定処理 ・・・ を行う。
boolean 開設( ) {
    // (ここにオープン時に行う処理を記述します。)
    return ItemBase.OPEN_Allow;
} // 開設